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【健康誌イチオシ特報】頻尿を防ぐ「太ももほぐし」 ED改善にも期待

 「急に激しい尿意に襲われトイレに間に合わない」「夜中に何度もトイレに起きる」「排尿したのにすぐトイレに行きたくなる」--。寒くなるとこうした頻尿や急な尿意、夜間頻尿などに悩まされる人が急増します。こうした頻尿を起こす大きな原因が「過活動膀胱(ぼうこう)」です。文字通り膀胱が「活動しすぎ」の状態になることで、尿がそれほどたまっていないのに膀胱が収縮してしまい、急に激しい尿意に襲われるのです。

 過活動膀胱になる人は女性よりも男性の方が多いといわれます。その主な原因が前立腺肥大症です。前立腺は尿道を取り囲んでいる男性特有の生殖器で、精液を作る働きがあります。加齢とともに肥大する人が多く、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳で90%の人に前立腺の肥大がみられるそうです。

 前立腺肥大症になると、先に挙げた頻尿の症状のほか、尿道が圧迫されて「排尿するときに力まなければならない」「尿が出はじめるまでに時間がかかる」「尿の勢いが弱い」「残尿感がある」「排尿の途中で尿が途切れる」「尿の切れが悪くなり排尿後にチョロっともれてしまう(排尿後尿滴下)」といった症状が現れます。さらに症状が重くなると、尿が全く出ない「尿閉」という状態になることもあるといいます。

 前立腺肥大症の治療には、薬物治療や前立腺を切り取る手術などがありますが、軽度であれば運動療法で改善を試みるケースもあります。現在発売中の『夢21』2月号(わかさ出版)では、前立腺周辺の血流を高めて頻尿や残尿感などの前立腺肥大症の症状を抑えるセルフケアの方法を多数紹介しています。その中でも簡単でおすすめしたいのが、「太ももほぐし」です。

 太ももほぐしは、膀胱や腎臓にかかわる「足の少陰腎経」という経絡を刺激する運動の一つで、特に左太もも内側を刺激することで血流を高めます。頻尿や残尿感が改善して尿の勢いが増すほか、ED(勃起障害)も改善して精力がアップする人も多いそうです。尿トラブルや男性機能の減退に悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。(『夢21』編集長、上野陽之介)

 【太ももほぐしのやり方】
 (1)イスに座って左足を開く。左太もも内側の固くなった部分(すじ)に両手の指を食い込ませ、下から上にはじくように持ち上げてもむ。太もものつけ根からひざの手前まで1分間かけてもみほぐす。
 (2)両足をこぶし1つ分開けて座る。両手をグーの形にして、両足の太ももの外側全体をまんべんなくトントンと交互に叩く。
 (3)足を開き、両手を恥骨(骨盤の前下部)に当ててグッと押しながら左右に1分間こする。
 ※(1)(2)(3)を1セットとして、1日2~3セット行う。