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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】膵がんの早期診断法の確立に取り組む がん・感染症センター東京都立駒込病院、消化器内科部長の菊山正隆さん (1/2ページ)

★がん・感染症センター東京都立駒込病院、消化器内科部長の菊山正隆さん(60)

 見つかった時には手遅れ-「膵(すい)がん」という病気に、そうした恐ろしい印象を持つ人は少なくない。

 事実、これだけがんの治療成績が向上した今も5年生存率が5~7%とされる膵がんは、あらゆるがんの中で、きわめて治療の難しい病気と言える。

 そんな膵がんの早期診断法の確立に取り組むのが、がん・感染症センター東京都立駒込病院の菊山正隆医師。

 「膵がんの多くはステージ3とか4といった段階に達してから見つかります。でも、“早期”や“超早期”で見つけることができれば、手術で取り切ることが可能です」

 菊山医師によると、膵がんは最初、膵臓の中央部を走る主膵管という管の粘膜に発生する。この時、CTやMRIを使って注意深く観察すると、その周囲に特徴的な変化が見られるというのだ。

 「微細な変化で、それが見られる期間も短いので、“幻のがん”と呼んでいます。でも、これを見つけられれば、膵がんの治療成績は今とはかなり違った数字になってくるはず」

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