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【寺社と甘味処】甘味と塩味が絶妙、記憶に残る逸品「元祖塩大福 みずの」と「曹洞宗萬頂山高岩寺」

 巣鴨にある“とげぬき地蔵”の正式名称は、曹洞宗萬頂山高岩寺(03・3917・8221、東京都豊島区巣鴨3の35の2)。本尊は「延命地蔵菩薩」。

 江戸時代、武士が夢枕に立った僧侶のお告げ通りに、地蔵菩薩の御影(おみかげ)1万体を川に流したところ、妻の大病が回復したという。話に感心し、御影を授かった僧侶が、あるとき誤って針を飲み込んだ女に御影を飲ませたところ、針が御影を貫いて出てきたことから、“とげぬき地蔵”と呼ばれるようになったという。御影を印じた霊印を本尊として1728(享保13)年に入仏。

 御朱印(300円)は、写真のものが授与される。

 巣鴨地蔵通り商店街にいつも行列となっているのが、巣鴨で一番早く塩大福をはじめた元祖塩大福 みずの(03・3910・4652、豊島区巣鴨3の33の3)。創業は1937(昭和12)年。巣鴨の駅前に“だるまや”という店名で店を構えたのが始まり。

 「元祖塩大福」は、2代目の水野三郎さんが製塩の経験をいかし、砂糖を使わない甘くない大福“塩あんびん”をヒントに、試行錯誤を重ね誕生した和菓子。季節に応じて塩加減を変え、石臼で餅をつき重厚感のあるしっかりとした歯応えの大福に仕上げた。甘味と塩味が絶妙なバランスで、記憶に残る逸品。

 今は3代目の貴之さんが伝統の味を守っている。多い日で1日4000個を売る「元祖塩大福」。和菓子セットは260円で、草餅1個とお茶が付く。みやげ用は1個130円~

 ■JR山手線巣鴨駅から徒歩約5分。営業9~18・30。無休(不定休日あり)。

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