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【阿部亮のつぶやき世界一周】人類の最初の移住先はナゼ「火星」なのか 片道キップでも希望者20万人

 有名なスペースXやマーズワンという組織が、相次いで有人火星探査計画を発表した。とくにマーズワンは「2025年にも火星移住を開始」とのニュースが出ていて驚いた。

 マーズワンの火星移住への希望者は世界中に20万人。その中から超厳選されて、実際に移住できるのはわずか24人。しかも移住は片道キップで、地球に帰る計画は無し。ナゼなら、地球からロケット燃料を積んで火星に到着することはできても、帰りの燃料を火星で調達することが不可能だからだ。

 それでも移住先として太陽系の惑星の中で、ナゼ最初に火星なのというと-。

 (1)何といってもその近さで、現在のロケットでも、数カ月で火星に到着可能。

 (2)自転速度が地球とほぼ同じで、1日が約24時間40分。昼夜の時間が似ていることは移住者の生活上最大の利点。

 (3)火星の赤道傾斜角度は約25度で、地球の約23度と似ているため、場所を選べば火星にも四季があって、気候も似ている。

 (4)ただし火星の1年は地球の約1・9倍。だから同じ季節が2倍も続く。

 (5)火星には水をはじめ地球の兄弟星として、人類を支えるのに必要な元素が多量に存在している。

 一方、火星のデメリットはというと、地球よりも小さく、太陽から遠いので、表面重力が地球の3分の1。大気圧が地球の0・75%。平均気温がマイナス43℃で最低気温は何とマイナス140℃なこと。

 ただし、別の星に移住することを考えれば、これらの欠点は現在の科学で十分カバー可能で、問題なしか。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。