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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「ちょっといい話」》雅子さまの素敵なご配慮 (1/2ページ)

 職場への道すがら、通り過ぎるビルの広場に、チョコレートを売る特設コーナーが現れた。

 今年も来たか、バレンタイン。私ごとで恐縮ですが、バレンタインにはほろ苦い思い出しかないもので、話題のチョコも、有名なパティシエの新作も、あまり心が動かない。

 中学時代、手作りチョコをこっそり教室に持ち込んだ友人に「試食して」と頼まれた。一口かじったところを運悪く先生に見つかった。

 「校則違反。連帯責任」。廊下に立たされた揚げ句、「反省の証」として、教室の汚れた壁をペンキで塗り直すはめになった。手作りチョコの甘い香りどころか、塗料のにおいしか思い出せない。

 高校のときは、こんなことがあった。数人のクラスメートが私の誕生日会を開いてくれた。好意を寄せていた男子から「プレゼント」と小さな包みを受け取った。「家にあったチョコレートだけど」。よく見ると、リボンを留めるシールに「Happy Valentine」と書いてある。私の誕生日、7月なんだけど…。デリカシーがないにも程がある!

 そんなこんなで、夫にもバレンタインチョコを買わない私だが、取材先で“ちょっといい話”を聞いて以来、贈り物を交わす意味を見直している。

 皇太子妃雅子さまがずっと心を寄せ、何度か足を運ばれている児童養護施設がある。施設の子供らは、毎年12月9日の雅子さまの誕生日に、お祝いの手紙を東宮御所に送っている。すると、雅子さまからバレンタインデーに合わせて、施設にお菓子が届けられる。そうした交流が長年続いているそうだ。