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【阿部亮のつぶやき世界一周】「土星の輪」あと1億年で無くなる 木星や天王星の輪も同様に…

 確か小学校の時に授業で行ったプラネタリウム。そこで見た地球の兄弟惑星たちの中でも、圧巻だったのが土星とその輪だった。

 土星には「少なくとも9種類の輪があって、その色の違いは、輪を構成している氷や岩石の小片の大きさからくる光の反射率の違いだ」と説明されたが、同級生や引率の先生を含めてほとんどの人が、「輪の色の違いなんかどうでもイイ! ナゼ輪は存在しているのかとナゼ土星に全部落ちてしまわないのかを第一番に教えて!」と思っていたに違いない。

 その答えが、あの時から30年を経て、ようやくNASA(米国航空宇宙局)から発表された。

 いわく「今ある土星の輪は、あと1億年程度で、全部土星に落っこちて、きれいさっぱり無くなります!」。

 土星の輪を構成している小片は、実は30分でオリンピックサイズのプール1杯分ほどが、重力によって土星に雨のように降り注いでいる。

 また、土星の輪はいつできたのかについて、土星は誕生から40億年ほどが経過している事実から、今から最大でも2億年程度の過去に、巨大な彗星(すいせい)が土星の近傍を通った際、土星の重力に捕まって、砕け散って、土星の輪になってしまったという説が最新の研究から明らかになったとのこと。

 土星の他にも木星、天王星、海王星にも薄い輪が存在しているが、それらの輪も氷の小片であることから、いずれの輪も彗星の欠片で、そのうち無くなってしまう一時的な物だ。この問題の研究者いわく、「土星に輪があるときに見られたわれわれは幸運」とのこと。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。