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【健康誌イチオシ特報】長引く腰痛…真の原因は腰ではなく「太ももの裏」 (1/2ページ)

 日本の腰痛人口は、約2800万人。脊柱管(せきちゅうかん)狭窄(きょうさく)症を筆頭に、椎間板ヘルニア・すべり症・分離症などで慢性的に腰痛に悩む人が、老若男女を問わず激増しています。

 「腰痛」というと、つい腰にばかり原因があると思いがちですが、徳島大学整形外科の西良浩一教授が特に注目している腰痛の根本原因が、なんと太もも裏の筋肉「ハムストリングス」の硬直。

 「ハムストリングスが柔軟であれば、体を前屈させたときにゴムのように伸びて骨盤がスムーズに前方回転するため、腰椎(背骨の腰の部分)を大きく動かさなくても、手のひらが床につきます。ところが、ハムストリングスが硬直していると、硬く縮んで伸びないため、前屈しようとしても骨盤が前方回転せず、手のひらが床に届きません。それでも前屈しようとすると、腰椎を大きく前に曲げることになり、重い負担がかかります。この重い負担の長年の蓄積が、腰椎の弱い部分に変形や変性を生じさせ、腰痛を引き起こしたり、脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・すべり症などに発展したりするのです」(西良教授)

 実際に、慢性腰痛に悩んでいる人の多くは、前屈したときに手のひらが床に届かないといいます。

 このように太もも裏のハムストリングスが硬直している人に、西良教授がおすすめしているのが、全く新しいひざ裏のばしのやり方「ジャックナイフストレッチ」。「上の写真のように、胸と太ももを密着させてから立ち上がりひざ裏を伸ばすと、ハムストリングスが効率よくストレッチされ、硬直が徐々にゆるんできます。私たちの研究によれば、ジャックナイフストレッチを4週間続けると、立位体前屈をしたときの指先から床までの距離が平均して20センチ以上縮まるという結果も出ています」

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