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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「ちょっといい話」》お尻を大きく魅力的に

 ミャンマーの市場に行った際、日本にはない珍しいものを見つけた。訪れたのは首都ヤンゴンの中で最大の市場、「アウン・サン・マーケット」。取材で訪れたヤンゴンで、観光ついでに寄ったところだった。

 食料品はもちろん、ネックレスなどの装飾品、お土産雑貨、衣料品などがそろう。特に衣料品のお店では、「ロンジー」と呼ばれるスカートが目立つ。あまり電気は使われないのか、広い市場の路地に面していない、屋内の衣料品店は薄暗く、店員は懐中電灯を照らして売買のやりとりをしていた。外国人観光客の姿も多く見られる。

 特に暗い奥まった区画の、下着屋さんに目が留まった。店の表にずらりと並ぶのは、お尻の形をした肌色のパッドのようなもの。店前に立つ店員(日本への留学経験がある若い男性だった)に尋ねてみると、その通りお尻を大きく見せるパッドだった。1つ1000円ほどで売っているそう。写真を撮っていいか尋ねると、店の奥に座っていた男性の母という人が了承してくれた。

 そう、ミャンマーの女性はロンジーの下にお尻のパッドを履く。現地の通訳の男性が言うには「ミャンマーでは胸が大きい人よりも、ウエストが細くお尻の大きい、くびれがしっかりしている人が魅力的」だそう。日本人で言うと胸にパッドを入れる感覚だろうか。しかし、お尻を大きく見せるパッドが日常的なことには驚きだった。確かに街中を見ると、女性のファッションはくびれが目立つワンピース風のものばかり。

 ただ、もうひとつ気になったのが、女性の体形だ。若い人はスタイルがいい人が多く、中年以降の女性はぽっちゃりとした印象を受ける。先ほどの通訳の男性は「独身のときは一生懸命スタイルを保つが、結婚すると皆気持ちがゆるむ。20代と30代で大きく体形が変わる」と話す。油を使った伝統料理が多い文化のせいだろうか。こういうところは日本と共通しているのかもしれない。(水)

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。2月のお題は「ちょっといい話」です。