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【松浦達也 肉道場入門!】“聖地”三重県松阪市の回転焼肉! 「一升びん」宮町店 (2/2ページ)

 通常「スジ」は硬い筋膜など赤身肉があまりついていないが、この店のスジはずいぶんと肉のついた、ぜいたくな掃除をしている。

 ちなみに力こぶとは前スネ肉の芯に当たる部分。通常、スネ肉は肉が硬く、焼肉には向かないが、この部分だけは焼肉にできるくらいにやわらかい。

 サシこそ入らないが、運動する部位なので肉の味は濃い。ゼラチン質の口当たりもよく、想像以上に柔らかい。こんな肉があったのか…。

 安い肉ばかりではない。「松阪肉焼きしゃぶ」や「松阪肉特選」などの高級な部位も流れては来ないが、気軽に注文できる。

 実は松阪焼肉は味噌ダレで食べる。焼き上げた肉を甘辛い味噌ダレにつけて食べる。思わず「ライス!」と発声してしまう。これもまた本場ならではの楽しみだ。 (火曜日掲載)

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

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