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【週末、山へ行こう】斜面に広がるカタクリの大群落 花の名所として知られる「みかも山公園」 (1/2ページ)

★みかも山公園(栃木県栃木市・佐野市)

 山の花が好きな低山ハイカーにとって、カタクリは春を告げる天使のような存在だ。まだ芽吹く草もまばらで、昨年の秋に落ちた枯れ葉が林床を覆い尽くしている春の初めに、いち早く開くピンク色の花。細工のような精巧な花姿は「春の妖精」と呼ぶ人がいるのもうなずける。

 深い山奥に分け入らなくてもカタクリの群落を見ることができるのが、三毳(みかも)山。山全体が「みかも山公園」として整備されている。花の名所としても知られており、春から秋にかけてさまざまな花が園内を彩る。

 園内には、この公園の代表的な存在ともいえるカタクリの群生地があり、3月の下旬頃になると日当たりのよい山の斜面にびっしりと花を咲かせる。斜面を横切るように展望デッキが設けられ、デッキに立てばカタクリの群落に囲まれているような気分が味わえるだろう。

 園内にはさまざまな花が植栽されており、春、秋にかけてはいつ訪れても花風景が楽しめる。春先には福寿草、4月はサクラ、5月はヤマツツジ、花木の種類も多い。夏はよい匂いを漂わせるヤマユリ。

 三毳山は万葉集にも詠われた山でもある。西入り口近くの万葉庭園には、万葉集で詠われた草花や花木を愛でることができ、5月半ばにはシランの紫色の花が目立つ。

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