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【安達純子 健康寿命UP術】個人差ある「ストレス」切り抜けるには? 放置すると鬱病リスクも (1/2ページ)

 期末や人事異動で多忙な時期には、イライラ感が増し、胃痛、頭痛、腰痛などの症状にも見舞われやすい。「これは、メンタルをやられそうだな…」と思っても、ストレス発散の時間すら持てないというのが本音だろう。ところが、同じような状況なのに、いつも元気な人もいる。その差はどこにあるのか。

 「人間は、気温や湿度、人間関係などの外的要因や、感染症や内臓の働きなどの内的な要因で常にストレスにさらされています。少しずつストレスに慣れることで、耐えられるようになる人もいますが、ストレス耐性には個人差があるのです」

 こう説明するのは、ストレスと心身の病気に詳しいNPO法人日本ブレインヘルス協会の古賀良彦理事長(杏林大学名誉教授)。

 他人から同じ言葉を投げかけられても、受け止め方は人それぞれだ。「ひどい」と落ち込む人もいれば、「何いってんだ」と受け流す人もいる。後者なら当然のことながらストレスは感じにくいが、前者の人が後者のように思うのは容易なことではない。

 どういうメカニズムなのか。

 「3月のような季節の変わり目は、日によって気温差があり、スギ花粉も飛ぶなど、環境の変化が激しくなります。加えて、人間関係や仕事で過度なストレスを抱えやすい時期のため、自律神経や内分泌、免疫の働きが乱れ、体の弱い部分に症状が現れやすいのです」

 自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立ち、呼吸・体温・血圧の調節などさまざまな働きをしている。ストレスを感じると交感神経が優位になるため、イライラして血圧も上昇。胃酸の分泌も過剰になるため胃炎につながる。血管が収縮することで頭痛、肩こり、腰痛などにも結び付くのである。

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