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【定年後 難民にならない生き方】墓じまい、死後離婚…「終活」に男女の意識差 (1/2ページ)

 少子高齢化を背景に、先祖代々の墓から遺骨の取り出しや解体作業を行う「墓じまい」が増えている。厚生労働省の「衛生行政報告例」(2017年度)によると、墓じまいに必要な改葬許可の件数は10万件を超えた。

 遠く離れた故郷にある墓をどうするか。墓がない場合は新たに購入するのか。誰が“墓守り”を務めるのか…など、お墓を巡る悩みは尽きない。

 「独身の方や子供がいないご夫婦はもちろん、お子さんがいたとしても『お墓のことで子供に苦労をかけたくない』と考える女性は少なくありません」

 こう解説するのは、葬儀社「ライフネット東京」の代表で、終活コミュニティ「マザーリーフ」主宰でもある小平知賀子さんだ。一方、男性はというと「お墓へのこだわりは男性のほうが強いですね。子供たちに相談しないまま、“墓守り”をしてもらえるはずと勝手に思い込むのも、やはり男性が多いです」

 ある60代半ばの男性は再婚相手を探すにあたって、「子供がいる女性」を条件に挙げた。その理由は「お墓を守ってほしいから」だったと、小平さんは苦笑する。

 「世代による意識の差も広がりつつあります。60代以上では、まだまだ昭和の価値観が健在。子育てから介護まで“家庭内の厄介ごとは女房にお任せ”という男性も多いですが、これが50代以下になるとずいぶん変わります」

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