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【板倉あつし 菜湯紀】栃木県那須塩原市 板室温泉郷「幸乃湯温泉」と「那須牛源泉しゃぶしゃぶ」

 栃木県那須塩原市板室温泉郷は、1971年に国民保養温泉地に指定された。同温泉郷内、奥那須大正村「幸乃湯温泉」の泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性)、源泉温度は49.2度、PH9.5のアルカリ性。体が芯から温まり、肌はスベスベになる。無色透明無味無臭の温泉に、加水加温循環濾過(ろか)消毒をしない、正真正銘の源泉かけ流しだ。

 館内には、湯治が盛んだった1960年ごろ、綱につかまって深い立湯を混浴で楽しむ人々の古い写真のポスターがある。幸乃湯温泉には、この綱湯を現代に蘇らせた浴槽のほか、茅葺屋根の湯、十和田石の内湯、4メートルの落差で流れ落ちる大滝の湯、鮫川石の湯、檜の内湯と、宿泊客専用の畳敷きの大浴場があり、湯治気分は満点だ。

 国民保養温泉地ならではの健康志向の日本和食膳と、自慢の幸乃湯源泉を利用した「源泉しゃぶしゃぶプラン」は、大地の香り豊かな地元産のレタスや蕪と、赤身と脂身のバランスが程よい那須牛がベストマッチ。新湯治、現代湯治、未病湯治というキーワードにぴったりの温泉だ。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■奥那須大正村「幸乃湯温泉」 栃木県那須塩原市百村3536の1。0287・69・1126。平日2人1室1泊2食(源泉しゃぶしゃぶプラン)1万4530円~。詳細は#板室温泉たのしー、WEBで。