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【どこまで分かる その検査】本当に臭うのか、心理的なものか…4分で口臭を測定「オーラルクロマ」 (1/2ページ)

 日本歯科医師会が昨年行った1万人(15~79歳)を対象とした調査によると、世代に関係なく3人に1人が「口臭」を気にしている。しかし、口臭は自分では気がつかないことが多く、逆に、実際には臭っていなくても過度に気にする心理的口臭の場合もある。

 そんな悩みを白黒はっきりさせてくれるのが、口臭測定器「オーラルクロマ」だ。口臭外来に導入している「経堂デンタルケアクリニック」(東京都世田谷区)の岸田衛院長は、口臭の原因をこう話す。

 「口臭には呼吸器の病気や糖尿病など全身疾患に起因するものもありますが、原因の8割は口腔(こうくう)内に起因するものといわれます。オーラルクロマで測定すると、その口腔内の臭いの元が何なのかおおよそ分かるのです」

 口腔内ガス中の主要成分とされるのは「揮発性硫黄化合物(VSC)」。従来の測定器はVSCの総量しか測れなかったので、口臭が強いか弱いかしか分からなかった。しかし、オーラルクロマはVSCを3種類のガスに分離して測定できるのが特徴。各種ガスの濃度が数値で出るので、口臭の有無や度合い、原因の占める割合まで客観的に評価することができる。

 3種類のガスとは、卵が腐ったような臭いの「硫化水素」、野菜や魚が腐ったような臭いの「メチルメルカプタン」、生ゴミのような臭いの「ジメチルサルファイド」だ。

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