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【阿部亮のつぶやき世界一周】太陽の約1・5兆倍…天の川銀河の正確な重さが判明

 最近、より正確な銀河系全体の質量が判明したとのニュースがあった。過去の研究では、銀河系の質量は太陽質量の5000億~3兆倍という推定結果だったが、それが今回、太陽の約1・5兆倍と算出されたとのこと。

 最近十数年ほどの観測の結果、われわれの天の川銀河は、中心部のバルジを貫くように巨大な棒状の構造を持ち、その先端から渦巻椀が伸びて、その先に恒星が連なって銀河の全体のディスクを構成している棒渦巻き銀河の構造(天の川銀河には4本の腕が存在)だとされている。

 銀河系のディスクの半径は8万~10万光年で、その外側に、約130個もの球状星団などからなる銀河ハロー(直径25万~40万光年)に取り囲まれている。この銀河ハローまでが、銀河中心部の重力によって、引きつけられている天の川銀河の一員。

 そして天の川銀河の質量を求めようとする取り組みが、過去から行われてきたが、近年の研究で、宇宙に存在する物質で質量は持つが、光学的に直接観測できず、通常の物質とはほとんど相互作用しない暗黒物質(=ダークマター)が存在する。

 さらにそれ以上に正体不明のダークエネルギーが存在していて、宇宙での質量比は、通常物質が約5%、暗黒物質が約27%、ダークエネルギーが約68%と推定され、それらの総質量が、天の川銀河全体の運動を支配している。

 今回、銀河の最外縁の銀河ハロー内に存在する球状星団の運動スピードを正確に測定した結果、銀河の全体の重さが判明した。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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