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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「贈る言葉」》足るを知った平成の30年 (1/2ページ)

 「人生下り坂、最高!」と言ったのは、俳優の火野正平さんですが、団塊ジュニア世代にとっての平成もまた、下り坂を下るような30年でした。

 平成に入るとバブル景気が崩壊。待っていたのは受験戦争と就職氷河期でした。

 無事に職にありつけても、その後の賃金は伸び悩み。インポートブランドの肩パッド入りスーツを着てフランス料理やイタ飯を楽しんだバブル世代とは違い、団塊ジュニア世代はカットソー素材のスナップカーディガンを着て、ラーメンを食べ歩いていました。

 でも、不遇をかこつわけではありません。

 「下り坂、最高!」とまでは言えませんが、平成はささやかな幸せを日々享受することができたいい時代だったと思います。

 ひきたての豆でいれたホットコーヒーも、便利な収納グッズも100円ちょっとで買えるようになりましたし、流行を低価格で提供するファストファッションのおかげでその時欲しいデザインの服が値頃で手に入るようにもなりました。フィルムを買ったり、現像に出したりしなくても写真を楽しめて、遠くの友達といつでも連絡が取り合える無料の手段も増えました。バブル世代のようなぜいたく品は買えませんが、足るを知るを形にしたような暮らしでした。

 平成は、30年のうち半分以上を「失われた20年」が占めました。では次にやってくるのは、どんな時代になりそうでしょうか。