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【楽しんで健康増進最前線】仮眠の前にコーヒーを飲む新スタイル 「ネスカフェ 睡眠カフェ」 (1/2ページ)

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 食品大手のネスレ日本(本社・神戸市)が今月6日、東京・大井町に、良質な仮眠・睡眠を体験する「ネスカフェ 睡眠カフェ」をオープンした。日本人の睡眠時間はOECD加盟国で最短とのデータもあり、睡眠不足は常に問題となる。その不足が借金のように積み重なり、病気を引き起こすリスクを高める「睡眠負債」も注目されている。

 どんなところだろう?と興味を覚え、HPを覗くと電話番号もなくネットからの事前予約が中心。電話ができないのは筆者のようなアナログ世代にはプレッシャーだが、何とか予約を取り付けて訪れた。

 京浜東北線のJR大井町駅西口を出る。かつてこのあたりは名画座やキャバレーがあったよなぁと思い出しつつ歩くこと数分。マンションやさまざまなオフィスが並ぶ一角のビル内にあった。エレベーターで5階に上がると一室の扉に「睡眠カフェ」の文字。

 入店するとパイプフレームで仕切られたいくつもの個室がある。なにか意味ありげな感じにワクワク。筆者が体験したのは30分の仮眠がとれる「ナップコース」(750円・税抜)。仮眠前にカフェインを含むコーヒーを飲む「コーヒーナップ」という新たな仮眠スタイルをネスレが提案する。仮眠は眠気を飛ばすのに有効だが、長すぎず15分程度の短い仮眠が有効とされる。そのため、短い仮眠の前にコーヒーを飲むと、ちょうど起きた頃にカフェインでシャキッとする効果が期待できるという。

 女性スタッフに案内された部屋はネットカフェの個室ぐらいの広さ、真っ暗な中にリクライニングチェアがほのかに見える。横の小テーブルには時計や耳栓。脇にはふかふかのブランケットと、多少の明るさを調節する手元IoT照明もある。スタッフがグラスにたっぷり注いだ「ネスカフェ ゴールドブレンド」を持ってくる。去った後は室内にハイレゾ音源による川のせせらぎのような音が低く流れるのみ。コーヒーをゆっくり飲み干し、リクライニングを思いっきり傾ける。昨晩の睡眠時間が十分すぎたせいか、逆に目がシャキッとして眠気は一向に起こらない。

 しかし貴重なのは暗闇の中、スマホが見られず、本も読めない状況で、リライニングに横たわり30分過ごせることだ。チコちゃんに叱られても、ぼーっとすることに価値がある。

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