記事詳細

【マンガ探偵局がゆく】ジャズファンの“生態”描く、ラズウェル細木の短編集! 「ラズウェル細木のブルーノート道案内」 (1/2ページ)

★ミッション(76) まずはマニア心理を学ぶべし

 調査をしていると、マンガの奥深さを再認識することが多いが、これもそんな依頼だ。

 「営業マンです。新規開拓を狙っている会社の責任者がジャズのレコードを集めているという情報を得て、がんばってジャズのことを勉強してアプローチしたんですけどうまくいきません。先輩に相談したら“ここに相談してジャズ・マニア攻略によさそうなマンガでも教えてもらったら”と言われました。そんな便利なマンガなんてあるんでしょうか? それとも先輩にからかわれているんでしょうか」(28歳・藁にもすがる男)

 「からかわれてますよ」と言いたいところだが役に立ちそうなマンガがある。

 おそらく依頼人は「ジャズ入門」的な本を何冊も読んで真面目に勉強したのだろう。しかし、マニアの懐に飛び込むためには、マニア心理を知らなければいけないのだ。

 ジャズ・マニアの心理を知るなら『ラズウェル細木のブルーノート道案内』(ディスクユニオン)がオススメだ。

 ラズウェル細木は、『酒のほそ道』をはじめグルメ系のマンガで有名だが、『季刊ジャズ評論』や今はなき『スイングジャーナル』などに数多くのジャズコミックやエッセーを発表しており、ジャズ・マニアの間ではカリスマ的なマンガ家なのだ。

関連ニュース