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【週末、山へ行こう】GWまで見られる“多種多様”のサクラ 春になると訪れたくなる「簑山」 (1/2ページ)

★簑山(埼玉県皆野町・秩父市)

 春になると訪れたくなる山。秩父の簑山は私にとっては「春のイチオシ山」だ。サクラの名所として知られている、別名「関東の吉野山」。約8万本ものサクラが山を彩る。山頂の広場にはソメイヨシノ、見晴らし園地の周りにはヤマザクラ、さらに山頂の一角にはヤエザクラの園地もあり、さまざまな種類のサクラが楽しめるのも魅力。サクラだけで70種類もあるそうだ。

 種類が異なるということは見頃の時期も微妙に異なるということ。早めに咲き始めるソメイヨシノは4月半ばぐらいから、ヤマザクラはゴールデンウイーク近くまで咲き続ける。

 山頂一帯が美の山公園として整備されており、例年多くの人で賑わう。山頂近くまで車道が通じていて、マイカーやタクシーでアクセスすることもできるのだが、春の山を満喫するなら山麓からハイキングコースを歩くことをおすすめしたい。広葉樹の芽吹き、一足早く咲き始める赤紫色のミツバツツジ。新緑が進むと鮮やかな黄色のヤマブキや朱色のヤマツツジも咲き始めて彩りが賑やかになる。

 見られる草花の種類が多いのも、この山の魅力だ。いつもよりゆっくり、注意深く足元を眺めながら歩く。ニリンソウ、ヒトリシズカ、ジュウニヒトエ、イカリソウ。足早に歩いたら見落としてしまうであろう小さな花たちが咲いている。ああまた合えたね、かわいいね。ちょっと嬉しくなる。

 芝生が広がる山頂はさんさんと日が差し、レジャーシートを敷いてのんびりゴロゴロするのにもってこい。展望台があり、秩父の名峰・武甲山そして両神山がきれいに眺められる。山の斜面をサクラが覆い尽くしているのも美しく、思わずため息をついてしまう。

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