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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】「対面」原則の服薬指導…IT時代に合わせるべきだ (1/2ページ)

 2020年をめどに、医師が処方したクスリを自宅で入手できるシステムが検討されています。これまでは患者さんがクスリを受けとるには、薬局で薬剤師の対面指導を受けなくてはなりませんでした。

 ところが、これからはスマートフォンなどのオンラインでの服薬指導を認めようというわけです。このシステムが実現したら、患者さんは薬局に行かなくても、医師から処方されたクスリを自宅に配達してもらえるようになります。

 在宅医療を受けている患者さんなら、すでに認められているオンライン診療とセットにすれば、自宅で医師の診察を受けてからクスリを受けとるまで、一歩も外に出なくてすみますから、在宅医療を受けている高齢者にとって大きなメリットになるでしょう。

 在宅医療を受けている患者さんだけではありません。平日には病院に行く時間がとれないサラリーマンや子育て中の母親も医療を受けやすくなるでしょう。さらに高血圧や糖尿病といった生活習慣病の患者さんがオンライン診療に切り替えたら、医療機関の混雑も少しは解消されると思われます。

 日本薬剤師会は安全を確保するためには対面による服薬指導が必要と主張していますが、そろそろIT時代に合わせるべきでしょう。そもそも対面による服薬指導は無料ではありません。調剤薬局は薬学管理料という名目で服薬指導に対する報酬を得ています。報酬は、お薬手帳を持参して一定の条件を満たせば410円、持参しないと530円です。

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