記事詳細

【放置はダメ!首・肩の痛み】首からくる痛みと五十肩は違う? 心筋梗塞など命に関わるサインであることも (1/2ページ)

★(1)

 肩こりや肩関節周囲の痛み。中高年になって急に痛み出すと、ほとんどの人が四十肩、五十肩を疑うだろう。しかし、肩の痛みは、首(頸椎)から来るものと肩関節から来るものとがあり、治療やケア方法が違ってくる。

 ある日、目覚めると、軽い左肩の痛みを感じた筆者。もしやと、腕を上げようとすると、痛みが増して上げづらい。ガマンしてようやく上がったが、「いよいよか…」と、軽い悲しみとともに、老いと向き合う覚悟をしたものだ。

 こうした経験をした人は大勢いると思うが、痛みや可動域の狭まり具合は人それぞれ。ほとんどの人はこれを五十肩だと思ってしまうはずだ。

 五十肩は、広義には「50歳代を中心とした中年以降に、肩関節周囲組織の退行性変化を基盤として明らかな原因なしに発症し、肩関節の痛みと運動障害を認める疾患群」と定義される。簡単に言うと、発症のきっかけはわからないが、それまでに肩関節の周囲の組織が老化によって硬くなったり傷ができたりして炎症が起こるために痛みが起きたり、腕が上がらなくなるなど、可動域が制限されたりする状態のことだ。

 ならば、市販の痛み止めの薬を飲んだり、マッサージをしてもらったり、簡単な運動をしたりしてやり過ごせばいいだろう、と思うのはちょっと待ってほしい。

 肩の痛みが、心筋梗塞などの命に関わるサインであることもあれば、首の問題から来ていることもあり、治療法や日常的なケア方法が違ってくるからだ。ただ、わずかな肩の痛みを感じただけでは整形外科を受診しにくいかもしれない。日本肩関節学会理事長、東邦大学医療センター大橋病院の池上博泰教授が基準を示す。

関連ニュース