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【放置はダメ!首・肩の痛み】首からくる痛みと五十肩は違う? 心筋梗塞など命に関わるサインであることも (2/2ページ)

 □日常生活で問題が出る

 □夜眠れない

 □かなりの痛みが3カ月以上続く

 --どれかに当てはまれば整形外科、専門医を受診してほしい。

 「五十肩だと思っても、痛みの原因が肩関節ではなく頸椎にある人はたくさんいます。肩が痛い、腕が上がらない、といった症状だけで、痛みがどこから来ているのかを判断するのは簡単ではありません」(池上教授)

 整形外科医が、痛みの原因が来ているのは頸椎からなのか肩関節からなのかを判断する材料は、まず次の点だという。

 〔1〕痛い場所はどこか(頭から肩関節にかけてが痛いのか=頸椎性、肩関節の外側が痛いのか)

 〔2〕肘関節を曲げる力が落ちているか(上腕二頭筋筋力低下=頸椎性の疑い)

 〔3〕手にしびれがあるかどうか(感覚障害があれば頸椎性)

 〔4〕いつ痛むのか(安静時か運動時か)

 さらに、心筋梗塞・狭心症、大動脈解離などの命に関わる循環器の病気で左肩が痛いこともあるし、胆石などによって右肩の痛みが出ることもある。

 これらを「放散痛」「関連痛」と言うが、内科的な疾患の既往歴のある人が急な肩こりを感じたら、まずは主治医に相談を。眠れないなど先述の受診すべき項目に該当する場合も整形外科専門医に相談したい。次回は、狭義の五十肩について。(石井悦子)

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