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【どこまで分かる その検査】食事中に「よくむせる」人は要チェック! 舌の筋力の衰え調べる「舌圧測定器」 (1/2ページ)

 65歳以上で、食事中に「よくむせる」「食べこぼす」「飲み込みが悪い」などを感じていたら舌圧検査を受けてみた方がいい。加齢による舌を動かす筋力の衰え(舌圧低下)で、食べる機能が低下(口腔機能低下症)している可能性があるからだ。

 「歯科さめじま」(横浜市戸塚区)の鮫島佳子院長は、舌圧の重要性をこう話す。

 「舌の動きが悪いと食べる機能が低下するだけでなく、唾液の分泌が減りドライマウスになります。すると、口腔内の自浄作用が低下して、歯周病にも悪い。また、舌は体の中心にある筋肉の塊なので体幹にも影響して、つまずいたり転倒しやすくもなります」

 その舌圧を調べる検査で用いられるのが「JMS舌圧測定器」。はがき大ほどの箱型の機器本体からチューブが伸びていて、先端には空気が入る風船部がついている。

 被検者は、その風船部を舌の上に置き、チューブを前歯で噛んで固定する。機器本体のスイッチを押すと、風船部に空気が送られるので、それを舌で上顎に思いっきり潰すように押しつける。それを3回ほど繰り返し、最も力の強かった最大舌圧がデジタル表示される仕組みだ。

 「最大舌圧の基準値は、20~59歳の成人男性は35キロパスカル(単位、以下同)以上、20~59歳の成人女性は30以上、60代は男女問わず30は欲しい、70歳以上では20は必要というのが目安です。30未満は低舌圧の可能性があり、20未満だと誤嚥のリスクが高くなります」

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