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【マンガ探偵局がゆく】35歳の再就職を描く、コンタロウのサラリーマン・マンガ 「いっしょけんめいハジメくん」 (1/2ページ)

★ミッション(77)波乱に満ちた平成サラリーマンの心の支え

 新元号「令和」も決まり平成もあとわずか。今回の依頼は平成の思い出に関するものだ。

 「振り返ると、私の平成は波乱に満ちたものでした。神戸の震災で当時住んでいたマンションが半壊。倒れた家具で重傷を負いました。7年後、こんどは勤めていた会社が倒産。再就職活動はうまくいかずに妻とも別居。そんな折、偶然入ったマンガ喫茶で、倒産で職を失った主人公が前向きに生きることでチャンスをつかむ、という内容のマンガを読んだのです。これに励まされて就職活動を再開し、3カ月後に小さなメーカーに経理として採用され、妻も戻ってくれました。恩人のようなこのマンガを探してください」(53歳・会社員)

 依頼人からの情報だけではなかなか特定が難しいが、職探しをしていた時期などから調べてみると、2002年から翌年にかけて集英社の『ビジネスジャンプ』で連載されたコンタロウのサラリーマン・マンガ『いっしょけんめいハジメくん』にたどり着いた。

 『いっしょけんめいハジメくん』はもともとは1981年から85年にかけて兄弟誌『ヤングジャンプ』に連載されたマンガ。大学を卒業して「大手商事」という商社に入社した天地(あまち)ハジメくんが、さまざまな苦難を乗り越えて一人前のサラリーマンに成長する姿を描いていた。

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