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【中高年の婚活Q&A】学校でデリケートな話題を避けたい… 再婚で子供の姓はどうなる?

 【今週のギモン】再婚で子供の姓はどうなる?

 【回答】 結婚と同時に子供の姓が変わるわけではないので、時機を見て遅らせるのも一つの選択肢。

 半年前にシングルマザーとの成婚を果たしたAさん。準備は順調に進んでいたかに見えたが、入籍直前になってひと悶着あったと振り返る。

 「妻の子供がちょうど高校に上がったばかりのタイミングで、姓を変えたくないと言いだしたんですよ。2人で出かけるほど打ち解けていたので、深く考えていませんでした。配慮が足りなかったと反省しています」

 結婚に反対というわけではなく、まだクラスメートとの距離感が微妙な中でデリケートな話題を抱えたくないというのが子供の本音。ともすれば好奇の目にさらされることもあるだけに、慎重になるのもうなずける。

 子供の姓は、母親と入籍したからといって自動的に変わるものではない。姓の変更には継父との養子縁組が必要だ。これは当事者間、つまりAさんと子供の合意に基づく個別の契約なので、結婚と同時である必要はない。

 また、法的なデメリットとして、子供に相続権や遺族基礎年金の受取権がない点が挙げられるが、相続は遺言や生前贈与で対応できるし、遺族基礎年金は子供が18歳に近ければ大きな損失にはならないだろう。

 住民票が同一で、実際に同居の実態があれば、税制上の扶養控除などは受けられるから心配はいらない。

 そのほか、実務上の手間として表札を2つ出さなければならない、学校や職場への提出書類に異なる姓が並ぶといったことがある。総合的に考え合わせて、養子縁組を遅らせるのも手だ。

 Aさんは話し合いの末、高校卒業まで養子縁組をしないことで決着がつき、無事、結婚にこぎつけたという。(深澤恭兵)

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