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【松浦達也 肉道場入門!】東京の“王道的”鶏のから揚げ 下北沢「極鶏」 (2/2ページ)

 普通のから揚げの2倍近い50グラムというボリューム感に圧倒される。その味は、醤油ベースににんにくと生姜を効かせた、まさに東京スタンダードな味わい。ひと晩かけてじっくり漬け込み、揚げる直前に別のタレをもみ込んでジューシー感を底上げする。

 そこにまぶされるのは、揚げるとザクザクとした食感を演出する厳選された片栗粉。50グラムの塊を丸めて、コンディション調整に余念のない揚げ油に滑り込ませる。

 待つこと5分30秒。後光が差し込んだかのような、きつね色に揚がったもも肉は、ボリューム感ある食べごたえ。ぜひ大口を開けて、ガブッとかぶりついてほしい。

 ひと噛みすれば、衣がサクッと弾け、しっとりとなまめかしい鶏肉の食感の奥から肉汁がやってくる。口のなかでもぐもぐと噛み込むほどに味が膨らんでいく。

 ほおばるサイズに弾ける衣。つい食べ進んでしまう味つけに、弾力ある肉とあふれる肉汁。これぞから揚げである。

 相棒となる飲料は“強炭酸”のハイボール(カットレモン入り)か、レモンサワー。レモンをから揚げにかけるかどうかはさておき、やっぱりから揚げには炭酸+レモンは欠かせない。

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

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