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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「平成」》母にスマホを持たせた (1/2ページ)

 2カ月前、母にスマホを持たせた。母はアナログ人間で、情報をほとんど新聞やラジオで仕入れている。たまに家のパソコンで調べるのは、見たい映画がどの映画館で何時から上映されるか、くらいだ。電車やバスも小さい紙に印字してある時刻表に頼っている。スマホ世代の私からすると、そういうものがまだ駅で配られていたのか、と驚いたものだったが。

 私は実家を離れ一人暮らしをしており、ガラケーも持っていなかった母とは電話でやりとりをしていた。もちろん、母側は家の固定電話。無料通話アプリのLINE(ライン)に慣れている私は、日々、母に話したいネタを思いついても、いちいち電話をかけることが面倒だった。

 わざわざ電話をかけて話すことは、「今日実家に帰る」とか「これから数日間出張に出る」くらい。また、外出先で待ち合わせするときなど、もしどちらかに何かあったら連絡がとれない。しかし、母側もLINEができるようになると、ちょっとのすきま時間にメッセージや写真でやりとりができ、やはり便利だ。

 母にスマホを持たせたといっても、高額な買い物をしたわけではない。私のお古のiPhoneに月額500円のSIMカードを差して渡しただけ。これだけで、LINEがし放題だ。容量制限があるが、インターネットもできる。

 母と同じ50代の日本人のスマホ普及率は約73%だという。新聞社で働く50代の人たちは、当たり前のようにスマホを使いこなす。母は使えるだろうか、持たせたはいいものの、小さい画面でフリック入力ができるだろうかと少し心配だった。