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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「平成」》モノでは解決できない子育て 令和はオール大人でやりませんか (1/2ページ)

 平成の終わりに時代を振り返る企画のために、話題になったヒット商品をリスト化してみて思ったのは、平成とは女性が家事から少しずつ解放されていった時代だったということでした。

 昭和に生まれた家電が、一段と進化。全自動洗濯乾燥機が家庭に普及したことで、汚れた衣類は途中で手を加えなくても乾いて洗濯機から出てくるようになったし、お掃除機ロボットがひとりでに部屋中のほこりを吸い取ってくれるようになりました。

 料理が苦手なら、下ごしらえ済みの食材と調味料がセットになったミールキットを使えばいいし、火を使って調理するのすら面倒ならば、スーパーで調理済み総菜を買ったっていい。家事を手抜きしようと思えば、いくらでもできちゃう。そんな平成の主婦でラッキーと、家事が苦手な私は思うのでした。

 ところが、家事が簡単に済ませられるようになった今も、団塊の世代の母からは「もっと家事を頑張りなさい」と言われます。専業主婦として一生懸命、家事に取り組んできた母にとっては、料理や掃除にかけた時間とその丁寧具合が家族への愛情のバロメーターなのでしょう。仕事で疲れて子供のお弁当が作れない時は「子供がかわいそう」とお小言をいただくこともあります。

 …と、ここまで読んでくださった方の中にも、私の母と同様に「もっと家事を頑張れば」と感じた方もいらっしゃるでしょう。家事を助ける道具がいくら便利になっても、男女共同参画的なスローガンが次々と打ち出されても、やはり「家事や育児は主に母親の役目」という観念は、薄まりこそすれ、平成にも根強く貫かれたと、肌で感じています。