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【食と健康 ホントの話】モンキー・パンチさん、小池一夫さん相次ぎ… 「誤嚥性肺炎」は熱いもの、冷たいものを食べて防ぐ (1/2ページ)

 漫画家のモンキー・パンチさんが81歳で、小池一夫さんが82歳で相次ぎ肺炎のため亡くなった。肺炎は日本人の死因第3位。乳幼児や高齢者、手術後などの体力のない人が重症化しやすい。とくに高齢になると「誤嚥性」の肺炎にかかりやすくなり、命を落とす人が増える。

 誤嚥性肺炎は、食べ物を咀嚼(そしゃく)して飲み込む能力が衰える。これを嚥下(えんげ)障害といい、唾液や食べ物、胃液が口腔常在菌と一緒に口から食道ではなく、誤って気管に入ってしまうために発症する。

 誤嚥性肺炎の原因菌は、口腔レンサ球菌などの、健康な人の体にも存在する常在菌が主だ。そのため、定期接種が推奨されている肺炎球菌ワクチン(肺炎球菌は最も多い肺炎の原因菌)では、多くは防ぐことができない。

 自宅でできる、高齢者の誤嚥性肺炎の基本的な予防法は次の3つ。

 (1)歯みがき=起床時と就寝前に、さらにできれば毎食後に行う

 (2)口の周りを動かす体操をする

 (3)嚥下食(とろみをつけたり、食べやすい硬さにしたもの)を食べる

 このうち、高齢者にはすべてを、将来のためには(1)(2)を実行しよう。

 (3)を実行しようとすると、他の家族の食べるものとは別に作ることが多くなる。そのため作り立てではない少し冷めたものや、作り置いたものを常温で提供する機会が増える。あるいは高齢者に配慮して、熱すぎるもの、冷たすぎるものをあえて避けるために、常温や少し冷めてしまったものを提供することになる場合が多い。

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