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【生涯現役脳をめざせ!】視力回復させる「アスタキサンチン」 眼精疲労や加齢黄斑変性、白内障などへの有効性も期待 (1/2ページ)

 気持ちの良い季節になりました。遠くの青葉を眺めると、景色がくっきり見えるような気がします。今回は東京医科歯科大・眼科の大野京子教授のお話をうかがいました。

 まず驚いたのは、「目にはブルーベリーがよい」と思い込んでいたのが、それほどの効果のある食材ではなかったことです。根拠もなく実行しても、効果的でないことを改めて実感しました。

 ブルーベリーについては、加齢黄斑変性の初期に成分のルテインが良いそうですが、一般に騒がれているほどの効果はないようでした。そこで今回の“目に良い食材”は「ビタミン・エース」と呼ばれるビタミンA、C、Eを含むものと鮭をご紹介します。鮭も目によいとされるアスタキサンチンを多く含んでいます。

 アスタキサンチンとは聞き慣れない言葉ですが、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンやトマトに含まれるリコピンなどと同じカロテノイドの一種で、エビ・カニなどの甲殻類、サケ・タイなどの魚類など天然、特に海洋に広く分布する食経験豊富な赤橙色の色素です。

 カロテノイドも聞き慣れませんよね。これは野菜や魚介に含まれる黄・橙・赤色の色素類の総称。一部の魚介類にも含有されています(カニ、エビ、サケの赤色色素=アスタキサンチン)。このうち、β-カロテンなどは吸収されて体内でビタミンAに変わります。

 β-カロテン、リコペン(リコピン)、ルテインには、がんや老化などの予防効果が期待され、緑黄色野菜に多く含まれます。アスタキサンチンは、他のカロテノイドに比べて強い活性酸素消去作用を持つそうです。大野先生がおっしゃるには、アスタキチンサンは仮性近視の視力回復のほか、眼精疲労や加齢黄斑変性、白内障、網膜症などへの有効性にも期待がもたれているそうです。

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