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【どこまで分かる その検査】口腔がんなどの異常を早期に検出「ベルスコープ」 がん化する前の段階から観察可能 (1/2ページ)

 タレントの堀ちえみさんが舌がんを公表したことで、「口腔がん」の関心が高まっている。口内炎や口の中にできた病変が「がんではないか」と、歯科医院を受診する人が急増しているのだ。

 しかし、病変を自覚できるころには、がんがある程度進行している場合が多い。「ベルスコープ」は国内で発売されている4種類の「口腔蛍光観察装置」の1つで、口腔粘膜内の異常を早期に検出できる診断補助機器。口腔がん検診にベルスコープを用いた口腔内観察を取り入れている 「幸町歯科口腔外科医院」(埼玉県志木市)の宮本日出院長は、その有用性をこう話す。

 「ベルスコープでは口腔内に青色光を照射して、通常なら肉眼では判別できない口腔粘膜の異常を観察することができます。がんであれば、がん化する前の段階で、上皮内に変化が現れた直後(過形成期)から観察することが可能です」

 口腔蛍光観察装置は、口腔がんだけに反応する機器ではない。粘膜の異常を見ているので、ウイルスや細菌の感染症、さまざまな炎症(口内炎、外傷、アレルギーなど)、血管腫、一部の良性腫瘍なども検出する。つまり、「がんの疑いを早期に発見する」1つの手がかりになるわけだ。

 ベルスコープは青色光を放つライトの裏側に専用のスマホを装着し、口腔内の画像を記録することができる。粘膜に異常があった場合、画面にどのように写るのか。

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