記事詳細

【ぴいぷる】“七色の神秘”に魅せられて オーロラ写真家・田中雅美さん「場所、四季…状況によってまったく異なる表情」 (1/2ページ)

 天空にオーロラが一気に広がる現象をブレークアップ(オーロラ爆発)という。

 「ブレークアップを見てしまうと、もう、その魅力から逃れることはできません」

 20年前にオーロラの“魔力”にとりつかれた写真家はしみじみと語る。

 集大成ともいえる写真集「極光の彼方 リアルタイム・オーロラ」(廣済堂出版)を刊行した。オーロラの作品集としては、5年前に発表した「極北の絶景パノラマ・オーロラ」以来、2冊目だ。

 「夜通し消えることのないオーロラ、空を真っ赤に染めるオーロラ…。一口にオーロラといっても無数の種類がある。場所、四季、気温や湿度。そのときの状況によってまったく異なる表情を見せてくれます」

 マイナス30度を超えるカナダの酷寒地帯に通い続け撮影した。

 16歳の頃、父にもらったレンジファインダーカメラで風景を撮り始めた。やがて被写体は人物へ変わった。デビューしたばかりの「キャンディーズ」だ。デパートの屋上やコンサート会場へ出かけた。「ランちゃん(伊藤蘭)のファンでした」と照れ笑いを浮かべた。

 プロカメラマンを目指し、東京の写真専門学校に入学。写真を始めた初心に戻り、ネイチャーフォトを撮り続け、12年を費やし、1996年、野生のヤマセミを追った写真集「山翡翠」を刊行した。

関連ニュース