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【人生100年時代 これから、どうする】万能ではない介護保険…自身の「介護問題」今から何を準備すべきか (1/3ページ)

 前回、「将来、誰に面倒をみてもらうかが課題」と述べたが、特に「介護」については切実な問題である。高齢者のすべてが要介護状態になるわけではないが、加齢に従い要介護率が上昇することは間違いない。

 その場合、最も身近な「介護してくれる人」は配偶者や子供ということになるが、そうした親族がいないとか、いても頼れないとなると悩ましい。

 「介護保険があるから大丈夫」と漫然と考えている人もいまだに多いようだが、安易に構えてはいけない。すでに介護保険制度は行き詰まっているし、そもそも万能ではないからだ。

 では、介護保険制度は誰のためにあるのか。介護が必要になった当人のためと思われがちだが、成り立ちから考えればむしろ介護する人を助けるための制度と言えるかもしれない。

 介護保険制度がスタートしたのは2000年4月。19年も前のことだ。その頃、わが国は核家族化が進み、家族内で介護が必要な人が出ると在宅介護破綻を招くおそれが増大していた。

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