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【マンガ探偵局がゆく】「くいだおれ太郎」型ロボットも登場…マッド・サイエンティストが活躍する『岸和田博士の科学的愛情』 (1/2ページ)

★ミッション(79)平成初期にカルトな人気を博したSFギャグ

 探偵局では、こんな依頼も大歓迎だ。

 「昔、学校の友人に見せてもらったマンガなんですけど、探してもらえるでしょうか。タイトルは喉元まで出ているのに、思い出せなくて気持ち悪いンです。SF系のギャグマンガで、かなりお下劣なネタが連発されていて、あの頃は思い切り笑ったはずなんですけど、覚えているのは大阪名物“くいだおれ太郎”のロボットが出てきたこと…。ああ、もうちょっとで出るのに」(45歳・浪花っ子)

 わかっているのに出てこない、便秘のような体験は誰もある。そこを救うお通じ薬になるのがわが探偵局だ。

 依頼人の言う「くいだおれ太郎」とは、大阪道頓堀にあった食堂ビル「くいだおれ」のマスコット人形のこと。三角帽子にロイドめがね。赤白ストライプのピエロの衣装を着て太鼓を叩きながら店の入り口に立っていた。「グリコ」のネオンサイン、「かに道楽」のカニ、「づぼらや」のふぐちょうちんなどとともに大阪を代表するキャラだ。2008年の「くいだおれ」閉店後も「くいだおれ太郎」はテレビなどさまざまなところで活躍。お土産グッズにもなった。

 「くいだおれ太郎」のロボットが出てくるマンガ、と言えば、講談社の月刊誌「アフタヌーン」で1991年から連載されたトニーたけざきの『岸和田博士の科学的愛情』のことだろう。科学のために悪魔に魂を売り渡したと公言してはばからないマッド・サイエンティストの岸和田博士と、助手のチャーリー安川、大山田花子、白鳥ぱる子、博士を信頼(?)する日本国防軍の大塚長官たちが、地球を狙う宇宙人・ブラックシルバー様や牛が支配する海底の国・モー帝国の科学神官・ポーたちと死闘を繰り広げるハチャメチャSFマンガだ。

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