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【ドクター和のニッポン臨終図巻】漫画原作者・小池一夫さん 本人も強く望んでいた穏やかな「老衰」 (1/2ページ)

 今や日本の漫画は世界に誇るカルチャー産業ですが、その先駆けが、1970年代にアメリカで出版された『子連れ狼』だったそうです。

 柳生一族の手により愛する妻を失った男が、妻の無念を晴らすために幼い息子の大五郎とともにさすらいの旅に出かける…若山富三郎さん主演の映画も大ヒットしましたよね。クエンティン・タランティーノ作品の『キル・ビル』は、『子連れ狼』の影響を受けて作られたといいます。

 その後も数々の作品を生み出し、エロとバイオレンスを追求し続けた漫画原作者・小池一夫さんが、4月17日に亡くなりました。享年82。死因は肺炎との報道です。3月中旬頃より衰弱し、食事ができなくなり、病院で点滴生活を送られていたそうです。

 3年ほど前でしょうか、在宅の若い患者さんが、「ツイッターで、名言ばかり呟いているすごいオジサンがいるんですよ。励みになってるんです」と見せてくれたスマホの画面のアカウントに、「小池一夫」さんの名前がありました。「シトシトピッチャンのあの人?」と聞くと、「何ソレ?」。まったく会話がかみ合わなかったのを覚えています。

 そう、小池さんは近年、ツイッター上で有名人であり、そのフォロワー数はなんと91万人! 「めちゃくちゃいい事云うオジサン」ということで、子連れ狼を知らない若い世代のファンが急増していたといいます。

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