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【雇用延長時代を生きる健康術】骨、筋力を養う最も重要な「ビタミンC」 1日の摂取量1000mgがオススメ (1/2ページ)

 いくつになっても足腰が丈夫でいるために、バランスよく食べて動くことが推奨される。中でも、骨や筋力を養うために最も重要な栄養素が、“ビタミンC”であることが最近分かった。

 「私たちは、過去に高齢の女性を対象とした研究で、血液のビタミンC濃度が高い人ほど握力が強いなど身体能力が高いことを示しました。その理由として、今年3月、骨格筋でのビタミンC不足が身体機能の低下をもらすことが明らかになりました」

 こう話すのは、東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム分子老化制御研究部長の石神昭人氏。老化とビタミンCの関わりについて長年研究を行ってきた。

 東京都板橋区在住の70~84歳の女性957人に対する石神氏らの研究では、身体能力が高い人は、血液のビタミンC濃度が高く、逆に身体能力が低い人は、ビタミンC濃度が低かった。そこで、マウスを用いた研究により、ビタミンCが不足すると骨格筋量が減って筋委縮を起こし、身体能力が低下することを突き止めたのだ。

 「筋肉を太くする筋線維にはコラーゲンが欠かせません。また、骨や軟骨などにもコラーゲンが多く含まれています。コラーゲンを合成するにはビタミンCが不可欠なのです。ビタミンCが不足すると、筋委縮を起こしやすく骨も弱くなるのです」

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