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【食と健康 ホントの話】「加齢性の眼病」はホウレンソウ、ブロッコリーなど緑黄色野菜で予防! (1/2ページ)

 目の病気、視力の問題は、加齢が原因であることが多い。たとえば老眼は、加齢によってレンズの役割を果たす水晶体が硬くなり、焦点を合わせづらくなることが一因だ。

 白内障や加齢黄斑変性も、最大の原因は加齢・老化。水晶体が濁ったり、視野の中心で最もよく見える部分である黄斑に老廃物が溜まったりするために見えづらくなり、放置すると失明することもある。とくに白内障の有病率は、50代で37~54%、60代で66~83%、70代で84~97%、80歳以上で100%とされている(初期の混濁を含めたもの。厚生科学研究班の報告による)。

 老眼なら、眼鏡等を使って視力を矯正することができるので諦めがつく。その他の眼病になると、日常生活にかなりの支障をきたす。しかも進行してしまった後の効果的な治療法は、手術のみ。加齢黄斑変性は、治療をしても効果が得られない場合もある。老化といわれても、眼病はできれば避けたいものだ。

 近年、これらの眼病や老化のメカニズムが解明され、病気の進行を抑制したり予防したりすることが可能だということが分かってきた。老化の原因とされるもののうち、「酸化」や「糖化」が黄斑に老廃物が溜まったり、水晶体が濁ったりする原因になることがわかってきたのだ。

 「酸化」や「糖化」を防ぐためには、抗酸化作用、抗糖化作用のある栄養素を日常的に摂取することが有効だ。白内障のメカニズムを解明し、予防、治療薬の開発を目指す研究をしている金沢医科大学眼科学教授の久保江理医師は、食品やサプリメントでの予防が可能と考えている。

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