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【松浦達也 肉道場入門!】チェーン店が「ロゼ色とんかつ」業界に殴り込み! 温玉セットの新提案も (1/2ページ)

★絶品必食編

 あらかじめ申し上げておくと、こんなに前フリの長い原稿は(フリが長いと言われる僕でも)めったに書かない。

 明治時代に洋食店で生まれたとんかつ。当時の洋食は政財界の人しか口にできない、高嶺の花だった。それが大正時代後期、関東大震災後には大衆食堂の出現により、洋食は庶民でも手の届くものに。

 戦争でいったん外食文化は萎縮したが、昭和の高度成長期には洋食に象徴される外食は庶民のものとなった。

 そして平成。情報の伝達スピードが劇的に上がり、洋食の代表メニュー、とんかつに大変革が起きた。安全と味わいの境目を見極め、内部をロゼ色に仕上げる手法が流行し、老いも若きもとんかつに列をなすようになった。

 さて、ここまでが前フリ。いよいよ本論に入る。

 「令和」に向けて、ついにチェーン店がロゼ色のとんかつの提供に着手した。

 昨年末、東京・有楽町の国際フォーラムの裏手に突如現れた「ねぎポ」。牛タンの「ねぎし」が送り出したとんかつ業態だ。揚げ色の淡い「しろかつ」で内部は揚げすぎないロゼ色。

 しかもインフレが当たり前だったロゼ色とんかつ業態においてロース1200円、ヒレ1300円、両者のミックスで1400円という価格で揚げ手に高い技量が必要だとされるロゼ色とんかつ業界に殴り込みをかけてきたのだ。

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