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【おとなの週末ワイン入門】料理に合わせやすい“多彩”な味わい コース料理でも…1本で通すこともできる「日本ワイン」 (1/2ページ)

★(6)活気づく「日本ワイン」

 日本のワインが活気づいている。ワイナリーの数が昨年3月で303場と急増しているのだ。地域経済の成長促進を目的とした「ワイン特区」も追い風になり、自らの手でワインを造りたいという起業家が参入し、この2年で51場も増えた。

 昨年10月には、国産ブドウだけを使って国内で醸造したものを「日本ワイン」とする表示ルールが施行された。「日本ワイン」であれば、使用割合が85%以上なら地名や品種名、ビンテージ(収穫年)も表示できる。この85%はEUなど国際基準と同じ。

 日本ワインの特徴は、「ひと言で言えばバラエティーに富んでいます。ブドウ品種も南北に長い日本の特色を生かし、日本の固有種、ヨーロッパ系、アメリカ系など多彩です」と日本ワイナリー協会の伊藤洋専務理事。日本のワイン造りの歴史は140余年だが、高温多湿の日本では欧州系品種の栽培は難しく、試行錯誤の中で多彩な品種が使われてきた。日本固有種では、白ワイン用の「甲州」、赤ワイン用の「マスカット・ベーリーA」が代表格。すでに海外で高い評価を受ける日本ワインも登場している。

 「輸入ワインとの比較では、全般に穏やかな味わいといえるでしょう。そのため和食はもちろんどんな料理にも合わせやすいのが特徴です」

 多彩なメニューがあふれる、日本の食事情にうってつけのワインといえそうだ。コース料理でも料理に合わせてワインを替えずに、日本ワイン1本で通すこともできるという。

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