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【長生きは本当に幸せか? 医師・ジャーナリスト富家孝が問う】「人とのつながり」こそ長寿の秘訣!? 長野県が“健康・長寿県”である意外な理由 (1/3ページ)

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 医者の視点から言うと、現代人の死に方は、突然死以外は、以下の3つの段階を経ていきます。第1段階は、具合が悪くなり病院のお世話になることです。そして、がんなどと診断されると入院となります。この場合、入るのは「一般病床」です。次に、回復が遅いかあるいは長期療養となると、「療養病床」がある病院に移ります。これが第2段階。

 療養病床から、ある程度回復して「介護付き老人ホーム」「特別養護老人ホーム」というコースもありますが、最終的には患者は「自宅」に帰ります。これが第3段階です。

 誰もが死期を悟ると、自宅に帰ることを願います。厚生労働省は「病院死」を減らし、「自宅死」への転換を進めていますから、この3段階コースが今後の日本人の一般的な死に方になるでしょう。

 次に医学的に見た人間の死ですが、これは、いまでは「脳死」が人の死だと認定されています。それまでは肉体の死、つまり「心臓の停止」「呼吸の停止」「瞳孔の開き」が死とされてきましたが、臓器移植が行われるようになってからは、より早く臓器を取り出し移植したほうがいいとなり、「脳死」を人間の死とするようになったのです。

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