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【日本の元気 山根一眞】「入れ歯とハゲ」を解消する画期的「再生医療」 “傑出した研究の芽”はまだまだある (3/3ページ)

 そして、理研、オーガンテクノロジーズ(辻さんが設立したベンチャー)、京セラが共同で、数年以内の実用化に向けて拍車をかけている。こういう先進的医療は当初は巨額の治療費負担が避けられないが、国民医療費に負担をかけない自費診療になる。一方、世界ではたとえばハゲ解消のため年間1000万円を投じている富裕層も数多いのだという。当初はそういう層を対象とした治療から始め、実績を積み治療費のコストダウンを目指している。

 私は歯はすべて健在だが頭の方はかなり淋しさが増しているだけに、手が届くコストで「ふさふさ」が実現する日を心待ちにしている。

 ■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、福井県年縞博物館特別館長。愛地球博愛知県総合プロデューサーなど多くの博覧祭を手がけてきた。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。雑誌「週刊東洋経済」で「新・メタルカラーの時代」を連載中。理化学研究所名誉相談役、JAXA客員、福井県文化顧問、獨協大学非常勤講師、日本文藝家協会会員。

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