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【板倉あつし 菜湯紀】入の元湯「神泉亭」の囲炉裏で食べる「お狩場焼き」 福島県いわき市

 福島県いわき市入の元湯「神泉亭」の開湯伝説は、元禄元(1688)年「おもと」という婦人が夢の知らせでこの源泉を発見した。映画「超高速!参勤交代」でおなじみの湯長谷藩に伝わる話では、戦で傷ついた将兵の身体をこの霊泉に入れるとみるみると回復した。磐城平藩城主・内藤公が入浴すると胃腸病と痔がたちどころに回復し、城主は非常に喜んで「入の元湯」と名付けられたなどロマンに満ちている。

 分析書類を見せてもらうと、ナトリウム-炭酸泉と言いたいところだが、成分総量が足りないのだろうか? 温泉法上の温泉ではなく鉱泉として親しまれている。鉱泉とはいえ330年も愛される霊泉はPH10.8の立派なアルカリ性で肌はスベスベ、湯冷め知らず、神経痛・腰痛・リウマチ・胃腸病・ムチウチ症・疲労回復に効くという。

 自慢の夕食は、合掌造りの囲炉裏で食べる「お狩場焼き」。先付け、椀物、刺し身、焼き物(イワナ/若鶏/つくね/えび/厚揚げ/しいたけ/じゃがいも/たまねぎ・ししとう)にご飯・汁物・香の物と豪華で野趣満点だ。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■いわき市入の元湯「神泉亭」 福島県いわき市内郷高野町中倉54。0246・27・3939。平日2人1室1泊2食1万1500円~。詳細はWEBで。

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