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【肺がん検診のウソ・ホント】「肺がんCT検診」費用助成、手本にすべき神奈川海老名市の「積極推進」 (1/2ページ)

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 「北海道から九州まで肺がんのコンピューター断層撮影(CT)検診の費用を助成する自治体は年々増え、鹿児島や和歌山は県レベルで国の指針とは別に補助しています」

 実施状況を調べた日本CT検診学会の中川徹理事長(放射線科医)はこのように話す。集計すると、全国の1割以上の市区町村で助成があることが分かった。

 北海道網走市ではCT検診を選択すると市民の負担は4000円で、宮崎県日南市では「8286円かかるところ、40~69歳は2500円。高齢者らは900円」(同市)。

 愛知県半田市では胸部CT検診の負担額は5400円、胃部エックス線検査は2100円。「この2つの検診をセットで受けると6000円。1500円お得です」(同市保健センター)。国民健康保険(国保)加入者にはさらに値引く作戦を打ち出す。

 「肺がんCT検診を受けませんか?」。こんなうたい文句を掲げる神奈川県海老名市では「肺がんは日本人のがん死亡の第1位で死亡率も高く、早期発見、早期治療が唯一の対策」と前置き。その上で、「日本の肺がん検診は胸部エックス線によるもので、早期がんの発見には限界があります。CT肺がん検診は費用の点から普及していませんが、早期発見に優れた方法です」と、まさに手本とするような呼びかけをしている。

 高齢になれば無料にするなど積極推進する海老名市で興味深い項目があった。対象者の中に「交通量の多い地域に住んでいる人」を含めていることだ。

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