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【食と健康 ホントの話】ウコンは高吸収製剤なら二日酔いにも効果あり! 肝機能改善も (1/2ページ)

 ウコン(クルクミン)は天然成分のまま摂取するのではなく、高吸収製剤で効率よく吸収すれば、健康効果が期待できることが分かってきた。前回は心不全の効果について説明したが、今回は肝臓、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病に対する効果を説明する。

 循環器内科専門医であり、静岡県立大学薬学部の森本達也教授は、まずアルコールの悪影響に対する、クルクミン高吸収製剤(セラクルミン)のヒトでの効果の検討を行った。

 「お酒を飲むと、肝臓で分解されて、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドが作られます。それが酢酸となって分解され、体外に排出されていきます。この血中アルデヒドに対するクルクミンの効果を検討しました」

 森本教授らは、30代の健康な男性にクロスオーバー試験(対象の2群に別々の治療を行い評価した後に、治療法を交換して再度評価する)を行った。それぞれの群にクルクミンの高吸収製剤、また水を飲んでもらい、30分後に飲酒をしてもらった。その結果、高吸収製剤を摂取した群では、飲酒による血中アセトアルデヒド濃度の上昇が有意に抑制された。

 森本教授らは、さらに肝機能に対する効果を調べた。19人の成人男性にクルクミン高吸収製剤90ミリグラムを1日2回、1カ月飲んでもらったところ、肝機能マーカー(AST〈GOT〉、ALT〈GPT〉、γ-GTP)の値が有意に減少した。

 「飲酒時の血中アセトアルデヒド濃度上昇の抑制や、肝機能マーカーの改善化効果がみられたことは、二日酔い防止効果と肝機能改善効果が期待できるということを示唆しています」

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