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【食と健康 ホントの話】「知覚過敏」の放置は禁物! スポーツドリンクの飲み過ぎも原因? (3/3ページ)

 象牙質があらわになっていなくても起こる新しい知覚過敏も増えているという。

 「ストレスによる、夜間の歯ぎしりや無意識の食いしばりによって硬いエナメル質にヒビが入り、そこから刺激を受けてしまう症例も増えています。あるいは、歯自体には何も問題がないのに知覚過敏を訴える人もいます。無意識の食いしばりなどが毎晩起こることによって、根尖部(歯の根の先)が圧迫されて歯髄が炎症を起こすことなどが考えられています」

 夜間の歯ぎしりや食いしばりは自分では意外と気が付きにくい。知覚過敏を含めて歯科医に出向く人は少ないが、吉川准教授はこれらを放置しないでほしいという。

 「痛みは繰り返し刺激が加わると、通常なら痛くないはずの刺激でも痛みが生じたり、痛みの刺激がより強く感じられたりします。そうなる前に、根本治療と並行して痛みを緩和する治療をすることが大切です」

 自宅でできる知覚過敏のケアは、まずpHの高いものは多飲しないこと。熱中症予防ならスポーツドリンクより麦茶を多く飲もう。そして、エナメル質を修復するフッ素や、知覚過敏を抑える硝酸カリウム入りの歯みがき粉を、歯ブラシに2センチほどつけてみがき、少量の水でゆすいで口の中に長く成分を残しておくことが大切だ。(医療ジャーナリスト 石井悦子)

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