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胃弱の原因“ピロリ菌”撃退の救世主「LG21乳酸菌」 まずは検査を! (2/2ページ)

 「最新の研究では、胃がんの原因とされるピロリ菌が出す『CagA』という発がん性のタンパク質が、血液を介して全身を巡ることが分かっている。動物による実験的なエビデンスだが、胃以外の血液に関連する病変につながることが考えられる。例えば、ピロリ菌感染は血小板の減少によって全身に出血斑ができる特発性血小板減少性紫斑病との因果関係が確認されているし、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患のリスクを高めるという報告もあります」

 まだエビデンスとしては弱いものの、大腸がんへの関与も示唆する海外チームの研究報告も存在するようだ。とはいえ、必要以上に神経質になる必要はない。ピロリ菌の検査は意外に簡単だ。方法も、呼気検査、血液検査、検便、胃内視鏡などさまざま。望めばどれでも受けられる。もし感染していたら、今は抗生剤の投与などで容易に除菌できるし、2013年から保険適用となった。

 「ただし、最近はそうした抗生剤に耐性を持つピロリ菌も増えており、除菌成功率が80%、70%と下がってきています」と畠山教授。それに対抗するにはより強力な抗生物質を投与する方法もあるが、その場合、副作用のリスクが増してしまう。そこで注目したいのがLG21乳酸菌。数年前、ある日本の研究チームが通常のヨーグルトとLG21乳酸菌入りのヨーグルトを8週間ずつ摂取する実験を行ったところ、ピロリ菌数に有意な低下が見られた=グラフ参照。

 この報告について畠山教授も、「ピロリ菌の薬剤耐性が上がってきている中、LG21乳酸菌でコンディショニングしておくことで、抗生剤による除菌率の維持が期待できるのでは」と見解を示している。

 最近は、会社の健康診断の項目に含まれるケースも増えているというピロリ菌検査。まずは検査から始めよう。

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