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【ドクター和のニッポン臨終図巻】全日本プロレス・青木篤志、王座奪還直後に…無念の事故死 (1/2ページ)

 終末期医療の講演を全国各地で行っています。しかし誰もが終末期を経て死を迎えるわけではない。心疾患などで突然死したり、事故や天災に巻き込まれることもあります。明日死ぬかもしれない可能性は、私もあなたもゼロではないとお話しします。だけど誰も、明日死ぬなんて想像できませんね。

 この人も、まさか自分が今日死ぬなどと1ミリも考えていなかったはず。全日本プロレスのエースだった青木篤志さんが6月3日に交通事故で亡くなりました。41歳でした。

 午後10時半ごろ、オートバイで仕事に向かう途中、東京都千代田区の首都高トンネル内でカーブを曲がり切れずに側壁に衝突をしたとみられます。即死だったようです。ヘルメットを着用しており、目立った傷はなかったそうです。

 死のわずか2週間ほど前、全日本ジュニアヘビー級王座に返り咲いたばかりで、「また俺が中心になってやっていくしかない」と闘志を燃やしていた矢先でした。

 交通事故死は、国の死亡統計では、「不慮の事故」の中に入ります。厚生労働省の調査による「主な死因別死亡数の割合」(平成29年)によれば、日本人の死因の1位は悪性新生物(がん)で28・7%、2位は心疾患で15・2%、3位が脳血管疾患で8・2%、4位が老衰で7・8%、5位が肺炎で7・2%、6位が不慮の事故で3・0%(4万人弱)となっています。

 これは全世代の合計であり、子供の死因では不慮の事故が1位です。またこのうち、交通事故死は約3500人ですから、不慮の事故の約1割といったところでしょうか。

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