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【教えて!愛先生の漢方相談】「肝気鬱結」タイプの不眠… 腸を整え、解毒機能を助けるオススメ食材は (2/2ページ)

 ■漢方医学で考える不眠の体質

 漢方医学で考える不眠の原因の一つに、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」があります。

 「気」の巡りが悪く、お腹や背中の張り、歯ぎしり、朝起きた時の顎に痛みなどを感じることがあります。過度のストレスが原因となります。イライラしたり、怒りやすくなったり、落ち込みやすくなったり感情は安定しづらく、交感神経が過緊張し、睡眠が妨げられます。

 ■夜食べるとよい食材・家飲みバージョン

 暑さだけではなく、ストレスがたまった状態で帰宅すると、家でお酒を飲みたくなる日もあると思います。そんな時に、効果的なメニューを紹介しましょう。

 「肝気鬱結」とは、過度のストレスにより肝臓に負担がかかっている状態です。そのため、ストレスがあるときにお酒を飲むことは、さらに肝臓に負担をかけるため良くありません。

 その影響を最小限に抑え、ストレスを軽減して睡眠を助けるメニューがあります。肝臓の働きの一つに解毒機能がありますが、その働きを助けるために腸を整え、肝臓の働きを助ける食材をとることです。

 解毒作用の高い薬味やアブラナ科の野菜として、冷奴の薬味のせ、大根スティック、カブのピクルス、肝臓を支えるタウリンを多く含む、タコポン酢、イカの肝醤油焼き、腸の粘膜を強化する、メカブ、オクラ納豆、山芋ポン酢、腸内で善玉菌を増やす、ぬか漬け、キムチ、ワカメとじゃこ炒めなどがあります。

 ストレスが多く眠れない日は、おうちのおつまみを工夫してみてはいかがでしょうか。=おわり

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著に『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

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