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【BOOK】自身の“図書館愛”と登場人物たちの思いを絡めて… 中島京子さん「夢見る帝国図書館」 (1/3ページ)

 第2次世界大戦以前の日本における唯一の国立図書館だった帝国図書館と、戦後を生きた一女性の語られざる物語だ。かつて東京・上野公園の丘にあって、多くの文豪らとともに一時代を築いた通称・上野図書館に馳せた想いをきいた。(文・たからしげる 写真・飯田英男)

 --本書を手にした感想は

 「『別冊文藝春秋』に2年くらい連載していたものが、まとまりました。準備段階から数えるともっと長い。感慨深いです。表紙のカバーが素敵でしょ。本棚に置くと路地裏があらわれる〈路地裏bookshelf〉という作品で人気のアーティスト(mondeさん)が、この本のためにわざわざ描いてくださったんです。とてもうれしかったし、感動しました」

 --執筆のきっかけは

 「かつての帝国図書館の建物が国際子ども図書館として開館したとき、初めて中に入りました。フロアにある建物の説明書を読んで、ここには深く長い歴史があって、昔の有名な作家が何人も訪れたと知りました。とてもおもしろい場所なんだなと思ったのが、スタートになりました」

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