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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】勤務実態も…雇用契約結んでいない「無給医」 医療事故など患者の不利益にも (1/2ページ)

 全国で50の大学病院で診療に当たっている2191人の医師と歯科医師が、勤務実態があるにもかかわらず給料が支払われていない「無給医」であることが確認されたと文部科学省が発表しました。

 2018年9月に文科省が、108の国公立私立大学の付属病院の3万1801人の医師と歯科医師を対象に、給与が支給されているか調べた結果、2191人の医師と歯科医師が無給医と分かりました。その多くは医師免許がある大学院生や専門医を目指している専攻医でした。

 病院別にみると、順天堂大学病院が197人、北海道大学病院が146人、東京歯科大学水道橋病院が132人、岩手医科大学病院が123人、昭和大学歯科病院が119人、愛知学院大学歯学部病院が118人と6つの大学病院で無給医が100人を超えていました。

 こうした無給医の多くは大学病院と雇用契約を結んでいませんし、労災保険にも加入していませんでした。診療のローテーションに組み込まれていた751人については、最大2年さかのぼって給与が支給されることになりました。

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